維新の党の橋下徹最高顧問は24日、11月の党代表選について自身のツイッターで「
討論を見て一票を投じさせてもらう。実力がある人にはどんどん立候補してもらいたい」
と述べた。23日の記者会見で「(現執行部と)違う人を出すということは全然考えてい
ない」と表明していたが、事実上修正した。会見での発言は、橋下氏が主導して候補者を
出す考えはないとの趣旨だったという。

 

政界引退を表明したとは言え、維新の党にまだまだ影響力を発揮している橋下氏。執行部
としては、口出しをして欲しくはないはずだが、大阪系の議員が目を向けているのは、執
行部ではなく橋下氏である。それだけに、足並みを揃えるには橋下氏の意向を無視するわ
けにはいかない。維新の党が今後もまとまっていくには、東京・大阪の括りにこだわって
いてはならない。党内の融和を進めていくことが極めて重要だ。