読書

山本七平著の「日本人とユダヤ人」というユダヤ人の目から見た日本人論的な 内容の本がある。発売当初はイザヤ・ベンダサンなる一ユダヤ人が著し、山本 七平訳となっていたものの、実際は山本七平の著作であるというのが山本の夫 人や子息の証言で明らかにな…

正義とされる側から貼られたレッテルの払拭は難しく、故に不可能と言っても良い。 旧日本軍が南京陥落後に行ったとされる、いわゆる「南京大虐殺」はその典型では なかろうか。今なお論議が続いているが、大虐殺の証拠とされる写真の真偽の検証 をするという…

今年に入ってから読み続けてきた司馬遼太郎氏の「翔ぶが如く」(全十巻 文藝文 庫版)をもうすぐ読み終えようとしている。いまいち司馬ファンの間では評価の低 い作品であるが、日本最後の内戦である「西南戦争」と士族勢最後の徒花が見所で ある。「竜馬が…